絶品日記

正しいカレーみたいなブログ

2018年6月16日 朝起きたら猫耳が生えていた

「朝起きたら猫耳が生えていました」
と病院に電話をしたらどうなるんだろう。病院に迷惑をかけたいわけではないから、もちろん、本当に猫耳が生えていたという仮定での話だ。
対応する人間はたぶんイタズラか幻覚症状かのどちらかを想定するだろうと思う。
「イタズラだと思いましたー、まさかあのあとすぐ死んじゃうなんて思いませんでしたー、ごめんなさーい」
では済まない(それで済ませているところも随分多いように見えるけど)ので、念のため、幻覚症状の可能性で事を進める必要があるだろう。
「それは幻覚です」 ときっぱり言って刺激するわけにもいかない。とんでもねーことになる。
アプローチはこんな感じになるだろうか。
「どのような形の耳ですか?」
「三角の、猫みたいな耳です」
「どこに生えているんですか?」
「頭の上です。左右の、人間の耳よりちょっと上のところに生えています」
「二つあるんですか?」
「二つです」
「硬さは?」
「柔らかいです。あ、根本のあたりは、ええと、軟骨っていうのかな、ちょっとだけ硬い感触があります」
「動きますか?」
「時々ピンとなったりゆるんだりします」
一体どうなるんだろうな。書いててもこの後のことが全然わからないし、本当に生えたら混乱してもっとわからないだろうと思う。