2017/08/17 キュウリが苦手だという話
批判的な記事はアクセスが増えるので、タイトルを批判的にしてみた。社会をチクタク回す歯車のひとつになんておさまってやるものか。これは社会への反発だ。
嫌いなものを人にわざわざ言うのは、空気を悪くするだけなので、食べ物を除けば(甘いものが苦手なのにケーキバイキングに行くことになったりすると大変だ)なるべく言わないほうが良いと私は考えているんだけど、そんな私はキュウリが大の苦手だ。偏食家なのでほかにもいろんなものが苦手だけど、野菜のキュウリは特に苦手だ。
少女漫画のようなドラマチックな出会いで私に恋人ができたとする。順調な交際のスタート、もう恋愛なんて縁がないと思っていた30代女性には驚きの連続が待っている。しかしこの手の物語には障害が立ちはだかるのがお約束だ。なぜならずっとイチャイチャしているだけではほとんどの読者は楽しくない。
そこで、実は恋人が人間ではなかったことが発覚する。恋人は、私はもうすっかり忘れてしまっているけれど、昔会ったことのある河童だったのだ。私が軽い気持ちで助けたのを覚えていた河童が、人間の姿になって私の前に現れたのだ。
もしこういうことが起こってしまったら私はどうしたら良いんだろう。
河童の好物はキュウリだ。私はどうしてもキュウリだけはダメだ。においだけでもダメなので、近くで誰かが食べるのも耐えられない。
でも、少女漫画のようなドラマチックな恋愛があったのだ。30代で、こんな奇跡でもなければもうチャンスはないのだ。
いったいどうしたらいいんだろう。
ということを5分くらい結構真面目に考えていたんだけど、文字に起こすと河童との夢小説だった。夢小説を生まれて初めて書いた。初めてを河童に奪われてしまった。
今日の夕食はピザを食べた。ピザ最高。