絶品日記

正しいカレーみたいなブログ

2018年6月19日

今日頑張ったこと
掃除機のヘッド掃除、シーツ交換(いつもより念入りに布団の掃除機がけをした)、空気清浄機のフィルター掃除、整骨院
すごいな。頑張りすぎて頑張ったで賞のメダルもらえちゃうな。金の折り紙で折ったスペシャルな逸品だ。

ピアノの音の話
 整骨院の帰りに喫茶店に寄った。所謂ジャズ喫茶というやつなんだけど、前にどこかで聞いた「日本人はピアノの音が好き」というのがずっと気になっていたのでマスターに尋ねてみた。だってピアノの音が嫌いな民族なんてあまり想像がつかない。
 ジャズ喫茶なのであくまでジャズの話だけど、日本人のほかにラテン系、東ヨーロッパ系なんかの人はピアノが好き。これだとほとんど世界中ピアノが好きっぽい感じだけど、イギリス人やアメリカ人は管楽器が好き。ちなみに好きというのはCDやコンサートの人気のことだそうだ。管楽器のブカブカする音が日本人の耳にはうるさく聞こえてコンサートにあまりお客さんが来ない。そういうことらしい。
 勉強になった。

2018年6月18日

今日頑張ること(予定)
通院

Walkrの話
Walkrというかわいい万歩計アプリをインストールしてみた。
これはソシャゲじゃない(そもそもゲームでもない)のでログボやイベントのために無理に頑張る必要はないし、歩きたい日に歩けば良いんだけど、ミッションや報酬が一応あって、その中には「○日連続で1万歩歩く」というものがある。報酬でちょっと良いものがもらえたりするので、強いて言うならこれがデイリーミッションみたいなものだ。ちなみに最高で365日まである。なんて厳しいデイリーミッションだ。
とはいえ前述の通りあくまで達成できたらちょっと嬉しいねというものなので、ガイドキャラの犬のかわいさとか、新しく見つけた惑星のかわいさとかで楽しくやっている。目下のところは、犬の宇宙船が欲しいから1日2万歩を達成しなきゃいけない。

ちょっと良いこと言うぞのコーナー
もしあなたが誰かに嫌われていると感じているとして、それが気の所為じゃなかったとしても、一番嫌われるのは、たぶん、「どうして嫌いになったの?」と質問してしまった瞬間なのだ。
ネガティブな話題を持ち出されて楽しい人は少ない。その上、その人がそれまで持っていたなんとなく不快な感覚に「嫌い」という名前をつけてしまったのだ。「ああ、この人と接するのは嫌だな」と相手は感じると思う。
私がよくやってる友達いないですネタも、本当はやらないほうが良い(これは自戒です)。「この人は友達を大切にしない人だ」「もし友達になってもこんなふうに笑い話にされかねない」という印象を与える。友達になんかなりたくないだろう。
だからそういうネガティブな話はきっとしないほうが良いのだ。つらかったら愚痴を言えば良い。そういうのは溜め込んで爆発してからでは遅い。でも、「嫌われている」とか「友だちがいない」とか、そういうのってたぶん言わなくても大丈夫な場合が多いと思う。
これには言霊信仰の側面もあると思う。「嫌われている」と言えば嫌われるし、「友だちがいない」と言えば友だちがいなくなる。あるいはこれが言霊信仰の仕組みなのかもしれない。
いつでも胸を張って、楽しいもの、好きなものの話をしている、そういう人はかっこいいと思う。難しいけど、難しいからこそかっこいいのだ。

2018年6月17日

お祭りの話

昨日はお祭りに行きました。私はお祭りが本当に大好きだ。
スマホの日記には、

美容室でセットしてもらうときは黒ひげ危機一発の気分だったけど、
家で髪を解くときはニードルガンで撃たれた人の気分だった

と書き残してあった。これじゃまるで楽しくなかったみたいだけど、美容室で髪をセットしてもらうのが生まれて初めてだったのであまりのヘアピンの多さにびっくりしただけで、ちゃんと楽しかった。
いつもなんとなく手を出さなかったオムそばを初めて食べた。卵の甘みが大味な焼きそばの良いアクセントになっていて、とても素晴らしい食べ物だと思った。オムそばを考えた人はとてもえらい。
お祭りのくじ引きは目玉になるおもちゃでその年の流行がわかるので私は大好きだ。今年は韓国スライムが目玉のようだった。韓国スライムを私は知らなかったんだけど、店先にあった韓国スライムは、なんというか、「検索してはいけない言葉」の一覧に並びそうな見た目をしていた。

札幌市アイヌ文化交流センター・サッポロピリカコタンの話

『札幌市アイヌ文化交流センター・サッポロピリカコタン』というめちゃくちゃ面白そうな施設がある。市内にあるので交通費も免除だし、札幌市の公共施設だから観覧料も免除だ。すごい。どうして札幌市はこういうことをもっと早く教えてくれなかったんだ。いや、ホームページに書いてあるのでじゅうぶん教えてくれている。今この瞬間までこんなに面白いものが身近にあることを知らなかったショックで札幌市に八つ当たりをしてしまった。私はライラックもスズランも好きです。カッコウは見かけないからよくわからないけどたぶん好きだと思う。

免除されるとかそういうことはあまり大声で言いたくないなと思っていたけど、楽しいことをするのに後ろめたい気持ちを抱えていては療養にならないし、少しでも楽しいことを見つけて元気になれるようにと免除してくれているのだから、過剰にコソコソするのはやめようと思った。
たぶんこれは休職中の人がSNSに外食の写真をアップして「なんだ余裕あるんじゃん」と言われるのと同じ種類の苦しみだと思う。

別に社会に物申したいわけじゃなくて、これはただ自分を奮い立たせるための文章だったんだけど、とにかく、サッポロピリカコタンにはそのうち遊びに行かなければならない。

2018年6月16日 朝起きたら猫耳が生えていた

「朝起きたら猫耳が生えていました」
と病院に電話をしたらどうなるんだろう。病院に迷惑をかけたいわけではないから、もちろん、本当に猫耳が生えていたという仮定での話だ。
対応する人間はたぶんイタズラか幻覚症状かのどちらかを想定するだろうと思う。
「イタズラだと思いましたー、まさかあのあとすぐ死んじゃうなんて思いませんでしたー、ごめんなさーい」
では済まない(それで済ませているところも随分多いように見えるけど)ので、念のため、幻覚症状の可能性で事を進める必要があるだろう。
「それは幻覚です」 ときっぱり言って刺激するわけにもいかない。とんでもねーことになる。
アプローチはこんな感じになるだろうか。
「どのような形の耳ですか?」
「三角の、猫みたいな耳です」
「どこに生えているんですか?」
「頭の上です。左右の、人間の耳よりちょっと上のところに生えています」
「二つあるんですか?」
「二つです」
「硬さは?」
「柔らかいです。あ、根本のあたりは、ええと、軟骨っていうのかな、ちょっとだけ硬い感触があります」
「動きますか?」
「時々ピンとなったりゆるんだりします」
一体どうなるんだろうな。書いててもこの後のことが全然わからないし、本当に生えたら混乱してもっとわからないだろうと思う。

2018年6月11日 キャッチセールス

今日頑張ったこと
眠かったので今日はこのコーナーはおやすみです。

 特に話題を思いつかなかったので、キャッチセールスに引っかかったときの話をします。たぶん世の中の大抵の人はキャッチセールスにあっさり引っかかるほど愚かではないので、キャッチセールスに引っかかった体験はあまりないものだと信じたい。みんなが引っかかっていたらこのレポートにはなんの面白みもなくなってしまうので、皆さんがキャッチセールスにあっさり引っかかったりしない賢い人間であることを祈っています。

 だいたい二十歳ちょうどの頃に、基礎化粧品のキャッチセールスに引っかかったことがある。
 レ○プ未遂に遭って、悪徳AVスカウトにも引っかかって、ナンパされていることに気付かず家までついてこられそうになって、お前はそれでも懲りないのかと言われそうだけど、この時の私は盲目的な恋をしており、綺麗になれるという言葉に勝てなかったのだ。
 そういうわけで、お姉さんが私を駅近くのビルに案内する。めっちゃオシャレな空間に連れ込まれる。
 そこからは、肌の検査をして「この光っているところが将来シミになるところです」と言われたり(仕組みの説明もないし間違いなくインチキ検査だけどすらすら喋ってすぐに椅子に戻らせて口を挟む隙を与えないのだ)、その人ごとの肌に合わせて作っていることなどスペシャルな逸品であることを語る。「朝お化粧をしようとしたら化粧水を切らしているなんてことありますよね?そういうときに困らないように定期購入をしていただきます」というあるある例の挙げ方とか、実によくできている。それから価格説明に入る。
 ここで正直なところを言うと、オフィスに連れ込まれた瞬間にはさすがの私も騙されたことを悟っていたので、早く帰らせてほしいということしか頭になかった。
 一切口を挟む余裕のないまま基礎化粧品一式の定期購入の支払いシステムまでひととおりの説明が終わる。ここでようやく喋る暇が与えられる。説明を聞くだけで既にぐったりしていた私はようやく解放されると一安心する。安心するのがまだ早かったなんてその時の私は知らなかった。
「ごめんなさい、お金がないので今はちょっと無理です」
 ここからお姉さんが本気モードに豹変する。
 このとき季節は冬で、私は叔母が押し付けてきた高級品らしいコートを着ていた。叔母はよく「買ったけどやっぱり要らないからあげる、高級品だよ」と私に服やらバッグやらをくれるのだ。もうちょっと考えてから買い物をしたほうが良いんじゃないかなと思う。
「そのコートはいくらで買ったものですか?」
 高級品らしいコートに目をつけたキャッチのお姉さんが言う。そんなこと言われても、何万円かする、ということしか知らない。ブランドもよくわからない。コートの下はユニクロとか着てたと思う。おまけにユニクロを、カジュアルなので冠婚葬祭の場には不向きだが、普段着としてはそれなりの価格の服だとすら思っていた。
「このコートはいただきものなので値段はわかりません」
 やばい空気を感じて萎縮しながらボソボソと答える。
「お仕事は?お給料は毎月どのくらいですか?」
 ごめんなさい、これでも大学生です。通っているかどうかは別として。
 賢明な読者諸君ならお気づきであろうが、健全な精神状態の人間は普通、キャッチセールスにこれほどあっさり騙されたりしない。この時の私は、もうバイトすらまともにできない状態だった。お仕事もお給料も私の辞書の中では墨塗りされた言葉だった。
 お姉さんはとにかくあらゆるところに目をつけて、私が本当はお金を持っているという事実を突きつけようとする。これがプロの仕事なのだ。でもどれだけ頑張ってもそのような事実はないのでどうしようもない。逆さにして振ってもデパ地下の試食を昼食にすることで浮かせた昼食代を趣味に使ったお釣りの1円玉が数枚しか出てこない。乗り物酔いしやすい体質だから、もしかしたら胃の中のものくらいは口から出てきたかもしれない。
 あくまで化粧品メーカーとしてのブランドイメージを崩さないよう最上級のオブラートに包んだ「カネ持ってるんだろジャンプしてみろよ」攻撃を受け続けてぐったりする私を見てようやく「こいつは本当にカネを持っていないただのバカだ」と悟ったお姉さんが、「ではお帰りください」と言う。マニュアルに従って出口まで付き添ってドアを開けてくれるものの、案内してきた時とは別人みたいに投げやりな声だ。時間を無駄にしたことに舌打ちしたいのをプロ根性でこらえているのが手に取るようにわかる。
 帰りの電車の中で、私はなんだかとても惨めな気持ちになって、窓の外を眺めながら泣いた。

そういうことが昔ありました。

2018年6月10日 5円チョコが好きでした

今日頑張ったこと
人生って、いろいろですよね(大人のごまかし方)

日記に書こう、と思っていたことをメモしていたので開いたら

予測変換の面白さ
赤ちゃんのディストピア
2時間

と書かれていた。
来週の展開が全く読めない3本立てだ。どうしよう。

唐突に小説というものを書いてみたくなって、ちょうどTwitterでフォローしている人がモロッコヨーグルのアタリを引いていたので、モロッコヨーグルのお話を書きました。


 モロッコヨーグルのアタリを引いた。
 翌日、お店で引き換えてもらったモロッコヨーグルを開けると、「これもアタリ」という文字があった。翌々日に引き換えてもらうと、「これもアタリ」の文字。
 そのまた翌日に引き換えてもらったモロッコヨーグルのフタを開けると、そこには、「ではこれは?」という文字が印刷されていた。
 そして、そのフタを開けたのと同時に、背後でカチカチカチカチと時計の音が鳴り始めた。どうしよう、急に制限時間付きのクイズなんか出題されたって心の準備すらできていないのに。
 「ええと、ハズレ!」
 焦った私は当てずっぽうで叫んだ。時計の音が止まった、と思ったら、手の中にあったモロッコヨーグルが喋った。
 「ごめんなさい、ハズレでしたか。次はもっと美味しいのを作りますね」
 そう言うと、モロッコヨーグルは、ころころと転がってどこかへ行ってしまった。きっと工場に帰ったんだと思う。私の答えを工場に報告するモロッコヨーグルを想像すると、自分のことのように心が痛んだ。どうかあのモロッコヨーグルの上司が優しい人でありますように。

2018年6月9日

今日頑張ったこと
シーツ交換

シーツ交換、夏場は汗をかくからもうちょっと頻繁にできるといいなあ。

股関節が柔らかくなると歌声がしっかり出るようになるというし、もう長いこと開脚ストレッチを続けて股関節が驚くほど柔らかくなったので、成果を確認するために自分の歌声を録音してみた。

聴くんじゃなかった。知識は荷物にはならないけど、知らないほうが幸せでいられることも世の中にはいっぱいある。